1.商業登記とは何か
登記って何だろう
登記とは、法務局の商業登記簿に、会社の情報を記載する手続きのことです。 この手続きをしなければ、会社として認められません。
住所が変わったとき、転居届を市区町村に出すように、会社を設立したときなどにも登記という手続きが必要です。 また、登記内容に変更が生じたら、変更登記が必要です。
なお、登記の手続きとは、必要な書類を決められた期間内に、法務局へ届け出ることです。
なぜ登記が必要なのか
会社は、いろいろな取引をします。 素性の分からない相手と取引をするのは、不安ですよね。 取引をする上で重要な情報(会社の名前、所在地、代表者、資本金等) を登記簿に記載し公示することで、相手がどんな会社なのか知ることができます。 取引の安全と円滑を図るために、登記が必要なのです。
どんなとき商業登記が必要か
会社を設立したときをはじめ、登記簿に記載した内容に変更が生じたら、登記が必要です。 ○会社を設立したとき ○役員(取締役・監査役・会計参与)の氏名や住所が変わったとき ○会社の商号を変更するとき ○会社の目的を変更するとき ○本店を移転するとき ○組織(取締役会・監査役会・会計参与)を変更するとき ○増資・減資をするとき ○合併するとき ○会社を解散するとき などが挙げられます。
何を登記するのか
登記する内容は、「商号」「目的」「本店所在地」「役員」「資本金」等です。
2.登記申請はこうする
登記簿とは何か
登記簿とは、登記所に保管されている台帳のことです。 法務局またはインターネット登記情報提供サービスを利用して、誰でも閲覧できます(有料)。 商業登記簿を見れば、会社の情報(商号・目的・本店所在地・役員・資本金 等)を確認 することができます。
登記所はどこにある?
登記所は、法務局にあります。 商業登記の事務は、本店所在地を管轄する法務局、地方法務局、支局又は出張所が管轄登記所としてつかさどるものとされています。 登記申請するには管轄の法務局を確認してください。 >>法務局ホームページへ
誰が申請するのか
登記申請は、代表取締役本人が原則ですが、代理人(司法書士)も申請可能です。
申請書類の綴じ方
登記申請書類の綴じ方には決まりがあります。 1.以下の書類を上から順に重ねてホチキスで止める
2.OCR用紙又は登記用紙と同一の用紙をクリップで止める。 (登記申請する登記所がコンピュータ庁かブック庁かで書類が異なります。)
3.印鑑届
3.資料室
定款の綴じ方
定款の綴じ方には、ホチキス止めと袋綴じの2種類があります。 ホチキス止めの場合・・・全ページの綴じ目に発起人全員の割印をします。 袋綴じの場合・・・背の部分と裏表紙の境目に発起人全員の割印を押します。
申請に必要な印鑑代表者印
|